会期 2024年3月31日(日)9時30分〜16時30分
 会場 東京 日本橋ライフサイエンスハブ
〒103-0022
東京都中央区日本橋室町1丁目5-5
室町ちばぎん三井ビルディング8階
(日本橋三越向い、コレド3)
 開催形式 現地開催
事後オンデマンド配信:4月7日(日)〜4月28日(日)
※期間後の視聴はできません。予めご了承ください
 単位 日本抗加齢医学会認定単位:5単位(現地終日参加またはWEBオンデマンドすべてのプログラム視聴のいずれかで取得できます)
 参加費 ■日本抗加齢医学会会員・泌尿器抗加齢医学研究会 会員参加費
 10,000円
    ■非会員参加費
 15,000円
    ■泌尿器抗加齢医学研究会 新規会員参加費
 13,000円(年会員費 3,000円・参加費 10,000円)
※適正請求者の登録はありません。
 振込先 銀行名 :みずほ銀行
支店名 :本郷支店(ホンゴウ支店 075)
口座番号:普通口座 4194707
口座名義:泌尿器抗加齢医学研究会(KFV37:36Z226^89ンキユウカイ)
 お申込 参加登録はこちらから
 お問合せ 泌尿器抗加齢医学研究会 事務局
(順天堂大学医学部泌尿器科学講座内内)
〒113-0033文京区本郷3-3-11 IPBビル8F
事務局担当 本田
TEL:080-5357-4515
E-mail:t.honda.ab@juntendo.ac.jp
 プログラム  
9:35-10:35  セッション1「泌尿器低侵襲手術の最前線」
 共催:Fotona Japan 株式会社
 座長:井手 久満(順天堂大学医学部泌尿器科 特任教授)

 講演1「前立腺肥大症低侵襲手術の日帰り化と高強度テスラ磁気刺激装置を用いた新しい尿失禁治療とメンズヘルスの応用」
    斎藤 恵介(泌尿器・日帰りクリニック uMIST東京代官山院長)

 講演2「泌尿器科合併症に対する『PRP+レーザー併用療法の可能性』」
   安倍 弘和(日本橋骨盤底診療所 所長 / 亀田総合病院泌尿器科 部長)

10:40-11:10  セッション2
 座長:松本 成史(旭川医科大学研究推進本部教授)
 演者:八谷 剛史(順天堂大学遺伝子疾患先端情報学)
 「遺伝子での疾患予測と代謝・性格パターン」

11:15-11:45  セッション3
 座長:齋藤 恵介(泌尿器・日帰りクリニック uMIST東京代官山)
 演者:藤田 聡 (立命館大学スポーツ健康科学部)
 「美肌と筋力トレーニング」

11:50-12:30  特別講演1
 座長:堀江 重郎(順天堂大学医学部泌尿器科)
 演者:吉森 保 先生(大阪大学栄誉教授)
 「オートファジー」

12:45-13:25  ランチョンセミナー
 共催:日本新薬株式会社
 座長:堀江 重郎(順天堂大学泌尿器科)
 演者:畠山 真吾 (弘前大学大学院医学研究科泌尿器科学講座教授)
 「フレイルからみた排尿障害」

13:30-14:00  セッション4
 座長:明比 祐子(新古賀病院糖尿病・甲状腺・内分泌センター)
 演者:駒澤 真人(WINフロンティア株式会社 順天堂大学デジタルセラピューティクス講座)
 「あなたはTypeA?それともType B?」

14:05-14:35  セッション5
 座長:八谷 剛史(順天堂大学遺伝子疾患先端情報学)
 演者:山田 秀和(日本抗加齢医学会理事長)
 「エイジング クロック研究の最前線」

14:40-15:10  セッション6
 座長:堀江 重郎(順天堂大学医学部泌尿器科)
 演者:原田 直樹(大阪公立大学農学研究科)
 「腸内細菌とテストステロン」

15:15-15:45  
 座長:奥井 伸雄(神奈川歯科大学、よこすかウィメンズ泌尿器科・泌尿器科クリニック)
 演者:名畑 美和(ツムラ漢方研究所)
 「補中益気湯のアンチエイジング効果」

15:50-16:25  
 座長:井手 久満(順天堂大学医学部泌尿器科)
 演者:堀江 重郎(順天堂大学医学部泌尿器科)
 「男性医学2024」

16:25  閉会の言葉
 会期 2023年2月26日(日)9:00 〜 16:00  
 会場 アクロス福岡
(〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神1-1-1)
 
 開催形式 現地開催 ※WEB開催の予定はございません
 
 参加費 −泌尿器抗加齢医学研究会 会員参加費 8,000円
    −泌尿器抗加齢医学研究会 非会員参加費 13,000円
    −泌尿器抗加齢医学研究会 新規会員参加費 11,000円
     (年会員費 3,000円・参加費 8,000円)
 プログラム  
9:00-9:40  セッション1:機器と再生医療による泌尿器アンチエイジングの最前線
共催:
座長:
演者:
HALTEK TMKメディカル
斎藤 恵介(順天堂大学医学部泌尿器科 准教授)
小林 拓郎(順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学)
古賀 祥嗣(江戸川病院 副院長)
9:40-11:05  セッション2:サルコペニア予防・治療の基礎
座長:松本成史(旭川医大教授・教育研究推進センター長)
■サルコペニアの分子機序と予防(講演30分/討論5分)
佐久間 邦弘(東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院 環境・社会理工学院 教授)
■骨格筋分泌機能からみるエイジング・臓器連関(講演25分/討論5分)
青井 渉(京都府立大学 生命環境科学研究科 准教授)
■話題提供:50歳からの筋トレ(講演15分/討論5分)
ジュリアス・フィンク(順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学)
11:05-11:15 休憩
11:15-12:00 特別講演:精巣機能のアンチエイジング
協賛:
座長:
演者:
ロート製薬 株式会社
堀江 重郎(順天堂大学医学部泌尿器科 教授)
島田 昌之(広島大学大学院統合生命科学研究科・生物生産学部教授)
12:20-13:00 ランチョンセミナー:前立腺癌とがんゲノム
協賛:
座長:
演者:
日本新薬株式会社
堀江 重郎(順天堂大学医学部泌尿器科 教授)
赤松 秀輔(名古屋大学大学院医学系研究科 泌尿器科学 教授)
13:10-15:00 セッション3:フレイル・サルコペニアの治療
座長:井手 久満(獨協医科大学埼玉医療センター泌尿器科 教授)
■ゆるスクワットとかかと落としはなぜ良いか?(講演25分/討論5分)
中村 幸男(信州大学医学部 医学科 運動機能学 特任教授)
■サルコペニアの治療(講演25分/討論5分)
日下部 徹(国立病院機構京都医療センター 臨床研究センター 臨床内分泌代謝研究室長)
■サルコペニアの栄養療法(講演25分/討論5分)
森 直治(愛知医科大学 緩和ケアセンター教授)
■話題提供:筋肉と排尿(講演15分/討論5分)
斎藤 恵介(順天堂大学医学部泌尿器科学講座)
15:20-16:00 セッション4:男性医学2023
座長:
演者:
柳瀬 敏彦(牟田病院院長)
堀江 重郎(順天堂大学医学部泌尿器科 教授)
 会期 2022年2月27日(日)9:00〜16:05  
 会場 万国津梁館(〒905-0026 沖縄県名護市喜瀬1792番地)
 
 開催形式 現地開催 ならびに LIVE配信・オンデマンド配信
 
 参加費 泌尿器抗加齢医学研究会 会員参加費 8,000円
    泌尿器抗加齢医学研究会 非会員参加費 13,000円
    泌尿器抗加齢医学研究会 新規会員参加費 11,000円
 配信 オンデマンド配信は終了いたしました

【プログラム】
9時00分 開会の言葉
9時05分〜10時05分
 機能性食品の泌尿器疾患における補完作用
 座長:岡田弘 獨協医科大学埼玉医療センター主任教授
 9時05分 クルクミンによる前立腺癌予防(講演18分 質疑2分)
演者:井手久満(獨協医科大学埼玉医療センター泌尿器科 教授)
 9時25分 アロマの香りによる蓄尿障害改善効果(講演18分 質疑2分)
演者:嘉手川豪心(沖縄協同病院泌尿器科 部長)
 9時45分 前立腺に対する霊芝の効果(講演18分 質疑2分)
演者:清水邦義(九州大学環境農学部門 サスティナブル資源科学講座 森林圏環境資源科学研究分野 准教授)
10時05分〜10時10分 休憩(5分)
10時10分〜11時25分
 泌尿器抗加齢の真実
 座長:松本成史(旭川医科大学教育研究推進センター センター長)
10時10分 男性機能の真実(講演20分 質疑5分)
演者:永井敦(川崎医科大学泌尿器科学教室 教授
10時35分 排尿障害の真実(講演20分 質疑5分)
演者:菅谷公男
(北上中央病院泌尿器科/(株)サザンナイトラボラトリー院長/社長)
11時00分 日本の医療の不都合な真実(講演20分 質疑5分)
演者:森田洋之(ひらやまのクリニック 院長)
11時25分〜11時55分
 特別講演1 神経科学と脳科学から見る最高の状態(講演30分)
 演者:鈴木 祐 サイエンスライター
11時55分〜12時00分 休憩(5分)
12時00分〜12時40分
 ランチョンセミナー(共催:日本新薬株式会社)
 座長:大山力(弘前大学大学院医学研究科 泌尿器科学講座 教授)
 前立腺肥大症と前立腺癌の基礎と臨床(講演30分)
 演者:舛森直哉(札幌医科大学医学部 泌尿器科学講座 教授)
12時40分〜13時00分 休憩(20分)
13時00分〜13時40分
 共催セミナー:泌尿器低侵襲機能手術の最前線
 (共催:TMKメディカル株式会社/ハルテック株式会社/Fotona.d.o.o.)
 第二世代の高強度テスラ磁気刺激装置及びマルチパルスレーザーを用いた下半身のアンチエイジング
 座長:堀江重郎(順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学 教授)
13時00分 高強度テスラ磁気刺激装置を用いた下部尿路のアンチエイジング)
(講演15分 質疑5分)
演者:小林拓郎(順天堂大学泌尿器外科)
13時20分 Fotonaインティマレーザー治療 〜クリニックではじめる自費診療〜)
(講演15分 質疑5分)
演者:皆川真吾(医療法人社団 幸真会 皆川クリニック 院長)
13時40分〜13時45分 休憩(5分)
13時45分〜14時10分
 男性医学2022(講演25分)
 座長:奥井伸雄 よこすか女性泌尿器科・泌尿器科クリニック 理事長・院長
 演者:堀江重郎 順天堂大学大学院泌尿器外科学 主任教授
14時10分〜14時40分
 特別講演2「根気」(こんき)を生み出す脳内メカニズムの発見(講演30分)
 座長:堀江重郎(順天堂大学大学院泌尿器外科学 主任教授)
 演者:田中謙二 (慶應義塾大学医学部 精神・神経科学教室 准教授)
14時40分〜14時45分 休憩(5分)
14時45分〜16時00分
 沖縄からアンチエイジングを考える
 座長:堀江重郎(順天堂大学大学院泌尿器外科学 主任教授)
14時45分 沖縄食から考えるSlow Aging Foods(講演20分)
演者:西沢邦浩(日経 BP 総研メディカルヘルスラボ 客員研究員)
15時10分 沖縄のライフスタイルと新たなアンチエイジング (講演20分)
演者:益崎裕章
(琉球大学大学院医学研究科 内分泌代謝・血液・膠原病内科学講座 教授)
15時35分 次世代ヘルスケアとしてのウェルネスツーリズム研究(講演20分)
演者:荒川雅志(琉球大学 国際地域創造学部/観光科学研究科 教授)
16時00分 閉会の言葉


 会期 2021年2月28日(日)  
 会場 ZOOMを活用したWEB開催(+後日オンデマンドでの配信も予定)
 
 参加費 泌尿器抗加齢医学研究会 会員参加費 8,000円
    泌尿器抗加齢医学研究会 非会員参加費 13,000円
    泌尿器抗加齢医学研究会 新規会員参加費 11,000円
 お申込 パンフレット裏面のお申込欄に必要事項をご記入の上、事務局宛にご送付いただくか、下記お申込フォームよりお申込ください。
【プログラム】
9時00分 開会の言葉
9時5分〜9時55分
 セッション1 泌尿器抗加齢:骨盤の外と内の因子から排尿機能を考える
 座長:松本 成史 旭川医科大学教育研究推進センター 教授
 9時05分 内臓脂肪やADLから考える排尿機能(講演20分 質疑5分)
松本 成史(旭川医科大学教育研究推進センター 教授)
 9時30分 骨盤うっ滞から考える排尿機能(講演20分 質疑5分)
嘉手川 豪心(サザンナイトラボラトリー/沖縄協同病院泌尿器科)
9時55分〜10時00分 休憩(5分)
10時00分〜11時00分
 セッション2 改訂版「LOH症候群・診療の手引き」のポイント
 座長:井手 久満(獨協医科大学埼玉医療センター泌尿器科 教授)
 10時00分 テストステロンの作用
演者:ジュリアス・フィンク(順天堂大学大学院泌尿器外科学 客員准教授)
 10時15分 LOHの診断基準
演者:福原 慎一郎(大阪大学大学院医学系研究科泌尿器科 講師)
 10時30分 腸症状調査票とテストステロン値、関連する病態テストステロン測定の臨床的意義
演者:明比 祐子(徳島大学先端酵素学研究所 糖尿病臨床・研究開発センター 客員准教授)
 10時45分 改訂版LOH症候群診断の手引きのポイント
演者:井手 久満(獨協医科大学埼玉医療センター泌尿器科 教授)
11時00分 質疑応答(休憩)
11時05分〜11時35分
 特別講演 いのちは のちの いのちへ ―新しい医療のかたち―(仮)
 座長:堀江 重郎(順天堂大学医学部泌尿器科 教授)
 演者:稲葉 俊郎(軽井沢病院総合診療科 医長)
11時35分 休憩
11時40分〜12時20分
 ランチョンセミナー
 健康寿命延長を目指す前立腺がん治療の新展開
 〜 新しい手術と薬物治療の選択肢 〜
 共催:日本新薬株式会社
 座長:堀江 重郎(順天堂大学医学部泌尿器科 教授)
 演者:浮村 理(京都府立医科大学泌尿器科学 教授)
12時20分 休憩
12時25分〜14時05分
 セッション3 尿器低侵襲機能手術の最前線
  座長: 奥井 伸雄(神奈川歯科大学 教授)
 12時25分 Update Vaginal Erbium(TM) Laser Academy 2020
演者:奥井 伸雄(神奈川歯科大学 教授)
 12時50分 エルビウムレーザーによるメンズヘルス医療
演者:宮内 聡秀(大分泌尿器科病院 院長)
 13時15分 尿失禁とOABに対するエルビウムレーザー治療
演者:Yi-Hao Lin (Linkou Chang Gung Memorial Hospital)
 13時40分 OABに対する低強度対外衝撃波治療
演者:Yung Shun Juan(Kaohsiung Medical University Department of Urology)
14時05分 休憩(5分)
14時10分〜14時35分
特別講演 医療とマネジメント/ビジネスの融合(仮) 協力:ケアネット株式会社
 座長:堀江 重郎 (順天堂大学医学部泌尿器科 教授)
 演者:裴 英洙(慶應義塾大学大学院 特任教授)
14時35分〜15時30分
 セッション4 男性医学2021 テストステロン補充療法の新しい展開
 座長:堀江 重郎 (順天堂大学医学部泌尿器科 教授)
 14時35分 欧米におけるガイドライン
演者:松下一仁(順天堂大学 客員教授)
 14時55分 HCGによるテストステロン補充療法
演者:ジュリアス・フィンク(順天堂大学大学院泌尿器外科学)
 15時10分 新しいテストステロン補充療法
堀江重郎(順天堂大学医学部泌尿器科 教授)
15時30分 閉会の言葉


 会期 2019年12月8日(日)  
 会場 日本橋ライフサイエンスハブ 8F E会議室
〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1-5-5
室町ちばぎん三井ビルディング(COREDO室町3)8階
 
 参加費 泌尿器抗加齢医学研究会 会員参加費 8,000円
    泌尿器抗加齢医学研究会 非会員参加費 13,000円
 お申込 パンフレット裏面のお申込欄に必要事項をご記入の上、事務局宛にご送付いただくか、下記お申込フォームよりお申込ください。
第11回研究会お申込フォーム
第11回研究会パンフレットはこちら
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9:30〜 開会挨拶
堀江 重郎(順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学教授)

9:30〜10:20(50 分)
セッション1『最新トピックス〜 GSM(閉経関連性器泌尿器症候群)』
座長:奥井 伸雄(神奈川歯科大学教授/よこすか女性泌尿器科・泌尿器科クリニック)
1.閉経関連性器泌尿器症候群(GSM)の診断と治療
演者(発表 20 分+質疑 5 分):奥井 伸雄(神奈川歯科大学教授 /よこすか女性泌尿器科・泌尿器科クリニック)
Genitourinary Syndrome of Menopause (GSM)は、まだ正式な日本語訳が存在せず、閉経関連 性器泌尿器症候群もしくは閉経関連泌尿器性器症候群と翻訳されます。以前の外陰膣萎縮や萎縮 性膣炎などの命名法では、閉経に関連する排尿の症状を把握できないことから、2013 年に国際 女性社会学会(ISSWSH)および北米閉経学会(NAMS)の用語コンセンサス会議より命名され ました。低エストロゲン状態に関連する下部尿路症状と生殖器の症状を示すため、これからの泌 尿器科では重要な疾患です。 GSM は、閉経後女性の 90%で臨床的に確認できます。しかし、閉経期の女性の約 3 分の 1 程 度しか本人が訴えません。これは、潜在的に多数の泌尿器科の患者がいることが示されています。 診断には、Vaginal Health Index Score が有効です。これは、5 つのパラメーター(膣の弾力性、 膣の分泌、pH、膣の上皮粘膜、膣の保湿状態)を評価することにより、泌尿生殖器の萎縮の程度 を評価するものです。そのほかに、泌尿器科で用いる OABSS,ICIQ-SF などが有用です。 治療には、従来は女性ホルモン補充しかありませんでした。また、合併しやすい腹圧性尿失禁に は TVT 手術などは難しく、頻尿には過活動膀胱治療薬、尿道狭窄には拡張術などが効果を呈し ます。ここで、この数年間の進歩で、膣レーザーが目覚ましい報告をしており、中でも FotonaSmooth(TM) SP は、カナダ保健省が GSM と SUI に承認を出しました。 今回の講座では、GSM の診断の実際を説明したあとで、MRI の立場から GSM のデータ解析を している池上先生(神奈川歯科大学)に画像の読み方を講義していただきます。本公演は、神奈 川歯科大学 2019 年倫理委員会に申請されたものです。

2.頻尿、尿失禁、骨盤臓器脱、骨盤うっ滞症候群の MRI 診断
演者(発表 20 分+質疑 5 分):池上 匡(神奈川歯科大学画像診断科教授)
寿命が長くなるにつれて、生命と直接関連はしないが生活の質を脅かす症状が増えてくることは 避けられない。泌尿器領域であれば、頻尿、尿失禁、骨盤臓器脱、骨盤うっ滞症候群などがその 代表であろう。頻尿ひとつを取り上げても、症状から過活動性膀胱とされる例で、画像的に他の 原因がないのか突き詰めて検討することは少ないように思われる。本講演では、画像診断の立場 からこれらの疾患の臨床診断に役立つ情報を提供したい。多くの画像診断医はこの領域について 深く検討する機会には恵まれないが、神奈川歯科大学附属病院ではよこすか女性泌尿器科・泌尿 器科クリニックより年間 400 例以上の御紹介をいただくことができ、豊富な症例の中から興味 深い症例や典型例の提示と、画像診断の考え方を解説する予定である。MRI 撮影の準備や疾患ご との有効な撮像法、解剖的構造に加えて、重力病としての膀胱瘤リスクの予測、いまだ病態が明 らかはとは言えない間質性膀胱炎、骨盤底筋萎縮、骨盤静脈うっ滞などの各疾患による特徴的所 見を参考としていただければ幸いである。

10:20〜11:10(講演 40 分、質疑 10 分)
特別講演『幸せとアンチエイジング』
座長:堀江 重郎(順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学教授)
演者:前野 隆司(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授)
幸福学(Well-Being)の基礎について述べる。また、アンチエイジングとの関係についても述 べる。幸福学とは、幸せに関する学問の総称であり、心理学を中心にしながら、幸せなモノづ くり、コトづくり、組織づくり、街づくりなどの応用分野も含む。講演では、まず、幸せにつ いての著名な研究について述べる。また、幸せには長続きしない幸せ(地位財を得たことによ る幸せ)と長続きする幸せ(非地位財による幸せ)があることを述べる。次に、非地位財によ る幸せのうち、心的要因についての因子分析を行って求めた「幸せの 4 つの因子」について述 べる。4 つの因子とは、やってみよう因子(自己実現と成長の因子)、ありがとう因子(つなが りと感謝の因子)、なんとかなる因子(前向きと楽観の因子)、ありのままに因子(独立と自分 らしさの因子)である。つまり、夢や目標を持ち、多様な仲間と助け合い、前向きかつ自分ら しく生きる人は幸せである。私たちは、それぞれの仕事や活動を通して、全ての人が幸せに生 きることのできる世界を構築すべきである。

休憩(10 分)

11:20〜12:10(50 分)
セッション2『がんのアンチエイジング』
座長:井手 久満(獨協医科大学埼玉医療センター泌尿器科准教授)
1.小児・AYA 世代がん患者のアンチエイジング
演者(発表 20 分+質疑 5 分):三善 陽子(大阪大学大学院医学系研究科小児科学准教授) がんの診断および治療法・支持療法の進歩により、長期生存者が年々増加している。しかしがん の治療後には様々な健康問題の生じる可能性があり、内分泌異常の合併頻度が高い。とりわけ小 児および AYA(adolescent and young adults:思春期・若年成人)世代のがん患者にとって、妊 孕性低下は QOL に関わる重要な問題である。近年、小児がん経験者(childhood cancer survivor: CCS)においてフレイルの頻度が高いことが注目されている。フレイルおよびプレフレイルは慢 性疾患や死亡率の増加に寄与する。がんサバイバーは晩期合併症のリスクを理解した上で、エイ ジングの過程で自らの身体に起こりうる変化に対応し、疾患を回避しなければならない。がんの 治療後はフォローアップが大切だが、進学、就職などを契機に受診の途切れ患者が多い。小児科 から成人診療科へ円滑に移行(トランジション)することで長期フォローアップが可能となるた め、関連診療科間の連携が喫緊の課題である。

2.トークショー(25 分)
麻美 ゆま(アーティスト)、鳥井 大吾(肉腫サバイバー)、三善 陽子、井手 久満

休憩(10 分)

12:20〜13:20
ランチョンセミナー『加齢と排尿障害』
共催:日本新薬株式会社
座長:堀江 重郎(順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学教授)
1.加齢による夜間頻尿病態の新たな考察
演者(発表 20 分+質疑 5 分):鳥本 一匡(奈良県立医科大学泌尿器科講師)
夜間頻尿は、高齢者のある。夜間頻尿の発生 には、夜間尿量増加、膀胱蓄尿機能障害、および睡眠障害の 3 つが複合的に関与するとされてき た。糖尿病は、夜間尿量増加と膀胱機能障害を引き起こす。糖尿病は血流を障害することで「加 齢」を促進し、過活動膀胱を経て最終的に低活動膀胱に至る。糖尿病ラットにタダラフィルを経 口投与することで、膀胱機能は血流改善により低活動膀胱に傾いた状態から回復する。新たな知 見として、膀胱で尿が吸収されて夜間遺尿および頻尿を回避する機構が存在することが明らかに なりつつある。動物でもヒトでも膀胱内容液がある程度吸収されることは既知の事実であるが、 日常的に起こっている現象なのか、そしてヒトにおいて生理的意義はあるのかについては検証さ れていなかった。今回、ヒト膀胱で夜間に尿が吸収されることを示唆する研究結果と、夜間頻尿 の発生要因に「膀胱で尿が吸収されない」ことを加えた新たな仮説を提唱する。

2.高血圧と過活動膀胱・前立腺肥大(過形成)
演者(発表 30 分+質疑 5 分):齊藤 源顕(高知大学医学部薬理学講座教授)
高血圧症と過活動膀胱や前立腺肥大症の発症に対する関連が疑われている。自然発症高血圧ラッ ト(SHR) は生後 12 週齢頃より高血圧を呈しまた動脈硬化が進展する事が知られており、早期に 血管が「老化」するモデルと考えることが出来る。我々は SHR が排尿筋過活動(ヒトでは過活動 膀胱に相当)や前立腺過形成を呈することを報告してきた。本講演では何故、高血圧に起因する動 脈硬化が過活動膀胱や前立腺過形成を呈するのか、薬剤によりこれらが予防できるのかを我々の データを示し、解説・議論していきたい。

休憩(10 分)

13:30〜14:40
セッション3『泌尿器科とアンチエイジング』
座長:松本 成史(旭川医科大学教育研究推進センターセンター長・教授)
1.酸化ストレスと排尿障害:アンチエイジングの視点から
演者(発表 30 分+質疑 5 分):宮田 康好
(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科泌尿器科学准教授)
酸化ストレスとは、「酸化力が抗酸化力を上回った状態」とされており、酸化力は活性酸素種に由 来し、抗酸化力とはこの活性酸素種を消去する機構から成り立っている。そして、ある種の食品 やサプリメントが抗酸化力を持つことが報告され、抗酸化物質として広く流通している。一方、 加齢に伴うミトコンドリアの機能不全は核内活性酸素の増加を招き、この酸化ストレスは最終的 に DNA の損傷を引き起こし、様々な疾患の病態と関連することが報告されている。このように、 加齢は酸化ストレスの誘因となり、その影響は排尿機能にも及ぶと考えられている。今回の講演 では、まず、酸化ストレスとは何か?について、再度知識の整理を進めていく。次に、酸化スト レスが排尿障害の病態に与える影響について、現在までにわかっていること、現在進行中の研究、 さらに、今後の検討課題について解説する。そして、最後に、排尿障害の治療に用いられている 様々な薬剤の持つ抗酸化作用について、我々の研究室で得られた結果も含めて紹介する。

2. 糖質制限の罠 糖質制限による効果と有害事象
演者(発表 30 分+質疑 5 分)
:片岡 智哉(名古屋市立大学大学院医学研究科臨床薬剤学講師)
近年のダイエットブームの中、『低インスリンダイエット』に代表される炭水化物制限食(LCD) が流行している。この LCD の効果として、2 型糖尿病患者に対して行われた研究では、体重減 少や血糖値の改善が報告されており、同様の報告が多数存在する。一方、スウェーデンで 4 万人 以上を対象に行われた研究では、LCD を摂取していたグループで心血管疾患の発症リスクを高 めることも報告されている。
私たちはラットに対して 4 週間 LCD を摂取させたところ、勃起機能が低下する可能性を報告し た。LCD を摂取したラットでは、男性ホルモンの低下や神経型一酸化窒素合成酵素(nNOS)発 現の低下が観察され、LCD により何らかの神経損傷を引き起こす可能性が示唆される。
カロリー制限により、老化抑制因子であるサーチュイン遺伝子を増加させることが報告され、 適正な食事により、アンチエイジング効果をもたらすことは広く知られている。本講演では、糖 質制限による効果と有害事象に関する論文を紹介し、糖質制限の罠について議論したい。

休憩(10 分)

14:50〜16:20
セッション4『遺伝子とアンチエイジング』
座長:大山 力(弘前大学大学院医学研究科泌尿器科学講座教授)
1.日本列島人(ヤポネシア人)のゲノム史
演者(発表 35 分+質疑 5 分):斎藤 成也(大学共同利用機関法情報・システム研究機構国立遺伝学研究所集団遺伝研究室 教授)
日本列島に住んできた人々をヤポネシア人と呼びます。およそ4万年ほど前に、ユーラシア大陸 のどこかからこの島々に移り住み、16000年前以降には、縄文時代となりました。この人々 が第一次渡来民です。大陸での水田稲作の拡大とともに、稲作農耕民が爆発的に人口増加をおこ しました。大陸沿岸の漁業を中心としていた「海の民」が圧迫されて、約4500年前以降に日 本列島に移り住んできました。第二次渡来民のかれらは採集狩猟民でしたが、それまでヤポネシ アに住んできた先住民とは、遺伝的にかなり異なっていました。約3000年前以降に、水田稲 作を九州北部をヤポネシアもたらしたのが第三次渡来民です。このような流れで日本列島の人々 が形成されていったという説が「三段階渡来説」です。この仮説は、2回の渡来でヤポネシア人 の成立を説明する「二重構造モデル」を修正した三重構造モデルだと考えることができます。第 二次渡来民と第三次渡来民が遺伝的に近縁なので、かつては区別できなかったのですが、膨大な ゲノムデータによって区別でき、地域差も見えつつあります。

2.ヒトゲノムのダークマターへの理解へ
演者(発表 35 分+質疑 5 分)
:相澤 康則(東京工業大学大学院生命理工学院准教授)
ヒトゲノムのなかで、タンパク質遺伝子に相当する部分はわずか 1-2%であり、遺伝子をコード していないゲノム領域(非コード領域)が大部分を占めています。ヒトゲノム配列の解読が完了 して 15 年以上が経ちますが、前者の遺伝子領域と比較して、広大な後者の非コード領域の機能 性に関する理解はあまり進んでいません。ヒト以外の高等生物のゲノムにおける非コード領域へ の理解も同様の状況です。そのため、この非コードゲノム領域は”ダークマター(暗黒物質)”と 呼ばれることがあります。
我々のグループでは、「非コードゲノム領域には、まだ見ぬ”ゲノムの本質”がある」と信じ、ヒト ゲノムの非コード領域を構成するイントロン、レトロトランスポゾン、mRNA 上の非翻訳領域の 必要性を調べてきました。そしてその結果、非コード領域には、これまでのゲノム科学が見逃し ていた役割が見えつつあります。本講演ではこれらの成果をご紹介いたします。本講演をきっか けに、聴衆の皆様がヒトゲノム研究へのロマンを感じていただけましたら嬉しいです。

3.アンチエイジングゲノム
演者(発表 10 分):堀江 重郎(順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学教授)
ゲノム情報はアンチエイジングに極めて重要です
抗加齢医学会のアンチエイジング・ゲノム活動についてお知らせいたします

16:20〜17:00(講演 40 分)
セッション5『男性医学 2020 男性のエストロゲン、女性のテストステロン』
演者:堀江 重郎(順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学教授)
ジュリアス・フィンク(順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学)

17:00〜 閉会挨拶

 会期 2018年12月9日(日)  
 会場 沖縄コンベンションセンター(宜野湾市)
※2018年12月7日(金)〜8(土)に第35回日韓泌尿器科会議を開催します。
 
 参加費 泌尿器抗加齢医学研究会 会員参加費 8,000円
    泌尿器抗加齢医学研究会 非会員参加費 13,000円

第10回研究会パンフレットはこちら

第10回プログラム詳細はこちら

12月9日に第10回泌尿器抗加齢医学研究会を沖縄コンベンションセンターで開催いたしました。
本研究会も10周年を迎え、今回は、第10回記念大会として、また、第35回日韓泌尿器科会議との連続開催として、沖縄での開催となりました。日本各地よりご来場いただきました会員の皆様、座長、ご講演いただきました先生方に、この場を借りて深く御礼申し上げます。
本研究会は、2014年にも沖縄の万国津梁館で開催いたしましたが、その時より参加者数も2倍となり、毎年参加される先生も多くいらっしゃいます。今回、第10回記念大会として、本研究会に最多でご参加された、秋田県、おのば腎泌尿器科クリニックの佐藤良延院長に最多参加賞を授与させていただきました。

本研究会では、毎年「すぐに診療で使えるテクニック」 をコンセプトにプログラムを作成しておりますが、今年は、開催地特別プログラム「沖縄の食から世界へ」をはじめ、5つのセッションと、特別講演を企画いたしました。

<プログラム>
セッション1『Fotona Smooth(R) Laserを使用したアンチエイジング治療』
セッション2『メンズヘルスの新しい展開』
ランチョンセミナー『PDE5阻害薬が切り開く未来 -泌尿器抗加齢医学への貢献- 』
セッション3『皮膚から始まるアンチエイジング -美容皮膚科で生きる漢方- 』
特別講演『尿および血液メタボロミックスによるエージング測定および抗老化、糖尿病予防への展望』
セッション4『沖縄の食から世界へ』
セッション5『アンチエイジングな食事術〜男性医療を中心に〜』
今年の特別講演は、沖縄科学技術大学院大学教授、京都大学名誉教授 柳田 充弘先生による『尿および血液メタボロミックスによるエージング測定および抗老化、糖尿病予防への展望』。
また、最先端レーザー治療、漢方、アンチエイジングな食事術など、最新研究から予防医学まで、興味深いトピックについてご講演いただきました。究会へご参加いただいたことで、日々の研究や診療に役立つ、また、ヒントとなる情報をお持ち帰りいただいていましたら、大変うれしく思います。
本研究会のプログラムは、毎年、会員の皆様のお声を反映し、今聞きたいトピックをプログラムに組み込んでいます。「こういった研究があるが、日頃の診療ではどのように活用できるか?」など、お聞きになりたい講演、講師の先生方いらっしゃいましたら、ぜひ、研究会事務局までご連絡ください。
 
 会期 2017年12月10日(日)10:00〜17:00  
 会場 梅田スカイビルスペース36L(梅田)  
 単位 日本抗加齢医学会認定単位(受験・更新用)5単位  
 参加費 泌尿器抗加齢医学研究会 会員参加費 8,000円
    泌尿器抗加齢医学研究会 非会員参加費 13,000円

第9回研究会パンフレットはこちら

第9回プログラム詳細はこちら

12月10日に第9回泌尿器抗加齢医学研究会を大阪、梅田スカイビルで開催いたしました。

昨年、一昨年に引き続き、本年も満席になるほどの大盛況となりました。座長およびご講演いただきました先生方、また、ご参加いただきました皆様に、この場を借りて深く御礼申し上げます。

本研究会では、毎年「すぐに診療で使えるテクニック」 をコンセプトにプログラムを作成しておりますが、今年は、「抗加齢医学の未来を考える」を裏のテーマとし、4つのセッションと2つの特別講演を企画いたしました。

<プログラム>
 特別講演1『電気味覚の未来』
 特別講演2『ゲノムから探る日本人の成り立ち』
 ランチョンセミナー『男性医学2018』
 セッション1『コンディショニング』
 セッション2『腎臓・代謝のアンチエイジング』
 セッション3『泌尿器のアンチエイジング』
 セッション4『健康食品情報2017』

今年の特別講演は2つ。産業技術総合研究所の中村 裕美先生からは、『電気味覚の未来』として、電流で人間の舌に刺激を与える「電気味覚」について、食を楽しみながら健康を維持するために、このような最新の技術が依頼にどう活用されていくか、まさに未来の技術のお話をしていただきました。国立科学博物館副館長兼人類研究部長の篠田謙一先生からは、『ゲノムから探る日本人の成り立ち』とし、日本列島とその辺地域のゲノムデータを基にした日本人成立のシナリオをご紹介いただきました。

『コンディショニング』、『腎臓・代謝のアンチエイジング』、『泌尿器のアンチエイジング』、『健康食品情報2017』と、全身の話題から本分科会「泌尿器」分野の今年1年のアップデート、研究の最新情報を講師の先生方からご講演いただき、参加者の皆様と一緒にディスカッションが繰り広げられました。

本会世話人代表の堀江重郎からは『男性医学2018』とし、1.センサーによる行動の解析と「幸福感」、2.生物学的男性のコンディションを知る「精液」、3.脳を刺激する情報とホルモン、4.IThealthと男性の行動医学をテーマに、未来の抗加齢医学、未来のメンズヘルスをお話しいたしいたしました。

ご参加の皆様には、本研究会へご参加いただいたことで、日々の研究や診療に役に立つ、また、ヒントとなる情報をお持ち帰りいただいていましたら、大変うれしく思います。

来年の第10回泌尿器抗加齢医学研究会は、第10回記念大会として、2018年12月9日(日)に沖縄コンベンションセンターにて開催いたします。様々な催しを企画予定です。どうぞご予定ください。

本研究会のプログラムは、毎年、会員の皆様のお声を反映し、今聞きたいトピックをプログラムに組み込んでいます。「こういった研究があるが、日頃の診療ではどのように活用できるか?」など、お聞きになれた講演、講師の先生方いらっしゃいましたら、ぜひ、研究会事務局までご連絡をください。

 会期 2016年12月11日(日)9:00〜16:00  
 会場 梅田スカイビルスペース36L(梅田)  
 単位 日本抗加齢医学会認定単位(受験・更新用)5単位  
 参加費 泌尿器抗加齢医学研究会 会員参加費 8,000円
    泌尿器抗加齢医学研究会 非会員参加費 13,000円

第8回研究会パンフレットはこちら

第8回プログラム詳細はこちら

12月11日に第8回泌尿器抗加齢医学研究会を大阪、梅田スカイビルで開催いたしました。

昨年に引き続き、本年も満席になるほどの大盛況!座長、ご講演いただきました先生方、ご参加いただきました会員の皆様に、この場を借りて深く御礼申し上げます。

本研究会では、毎年「すぐに診療で使えるテクニック」 をコンセプトに、「メンズヘルス」と「全身のアンチエイジング」の2本柱でプログラムを作成しております。今年は、3つのセッションと3つの講演を企画いたしました。

<プログラム>
 特別講演『認知症は早期発見で予防できる』
 講演1『男性力アップ ケトジェニックダイエットってホントにいいの?』
 講演2『メンズヘルスとテストステロン2016に考えたこと』
 ランチョンセミナー『BPH/LUTSと動脈硬化: PDE5阻害薬と血管内皮機能』
 セッション1『腸内細菌とアンチエイジング』
 セッション2『エクササイズでアンチエイジング』
 セッション3『クルクミンパワー』

今年の特別講演は、NHK科学・環境番組部チーフディレクター青柳由則様による『認知症は早期発見で予防できる』。日本の医療・介護の現場が、今すぐに出来ること、すべきこととは何かについて熱くご講演いただきました。

また、ケトジェニックダイエット、腸内細菌、運動、機能性食品など、最新研究から予防医学など、興味深いトピックが続き、少人数の研究会ならでは、時々笑い声の聞こえるアットホームな雰囲気の会となりました。

本研究会ご参加いただいたことで、日々の研究や診療に役に立つ、また、ヒントとなる情報をお持ち帰りいただいていましたら、大変うれしく思います。

本研究会のプログラムは、毎年、会員の皆様のお声を反映し、今聞きたいトピックをプログラムに組み込んでいます。「こういった研究があるが、日頃の診療ではどのように活用できるか?」など、お聞きになれた講演、講師の先生方いらっしゃいましたら、ぜひ、

 会期 2015年12月13日(日)10:00〜17:00  
 会場 梅田スカイビルスペース36L(梅田)  
 単位 日本抗加齢医学会認定単位(受験・更新用)5単位  
 参加費 泌尿器抗加齢医学研究会 会員参加費 8,000円
    泌尿器抗加齢医学研究会 非会員参加費 13,000円

第7回研究会パンフレットはこちら

第7回研究会プログラム詳細はこちら

第7回泌尿器抗加齢医学研究会 開催報告

 

12月20日に第7回泌尿器抗加齢医学研究会を開催いたしました。前回、第6回研究会を大阪で開催いたしましたが、大変多くの方にご参加いただき、関西地域での研究会開催の重要性を考え、今回も大阪、梅田スカイビルで開催いたしました。

前回、会場が満席となった反省点を踏まえ、30席ほど大きい会場を会場といたしましたが、それでも満席になるほどの大盛況!座長、ご講演いただきました先生方、ご参加いただきました会員の皆様に、この場を借りて深く御礼申し上げます。

本研究会では、毎年「すぐに診療で使えるテクニック」 をコンセプトにプログラムを作成しておりますが、今年は、4つのセッションと3つの講演を企画いたしました。

<プログラム>
 特別講演『日本料理の神秘と可能性』
 講演『運動の予防医学』
 ランチョンセミナー『BPH/LUTS 〜PDE5阻害薬への期待〜』
 セッション1『機能性食品とアンチエイジング』
 セッション2『糖尿病のアンチエイジング』
 セッション3『アンチエイジング2016』
 セッション4『精子力の最先端』

プログラムの目玉の1つは、京都吉兆の徳岡邦夫様による特別講演。日本食の「うま味」に着目し、健康と美容に良い、と言われている日本食、そして、その豊かさについてご講演いただきました。会場からは、糖尿病食の献立をたてるに際し、満足度が上がるメニューを作成するため、うま味をどのように出せばよいのか?など、実践的な質問も上がっていました。

『アンチエイジング2016』では、メディアが注目するアンチエイジング研究として、最近の話題の総論の後、メタボエイジングとイムノエイジング(免疫老化)、腸内細菌の最新研究、運動の予防医学など、来年の第16回総会でも話題となるであろう、興味深いトピックが続きました。

もちろん、泌尿器分野の研究会として、『精子力の最先端』やメンズヘルスにおける『機能性食品』、毎年恒例、永井敦先生によるランチョンセミナーも大好評。少人数の研究会ならでは、時々笑い声の聞こえるアットホームな雰囲気の会となりました。

本研究会ご参加いただいたことで、日々の研究や診療に役に立つ、また、ヒントとなる情報をお持ち帰りいただいていましたら、大変うれしく思います。

本研究会のプログラムは、毎年、会員の皆様のお声を反映し、今聞きたいトピックをプログラムに組み込んでいます。「こういった研究があるが、日頃の診療ではどのように活用できるか?」など、お聞きになれた講演、講師の先生方いらっしゃいましたら、ぜひ、研究会事務局までご連絡をください。

 会期 2015年2月1日(日)10:00〜17:00  
 会場 梅田スカイビルE会議室  
 単位 日本抗加齢医学会認定単位(受験・更新用)5単位  
 参加費 泌尿器抗加齢医学研究会 会員参加費 8,000円
    泌尿器抗加齢医学研究会 非会員参加費 13,000円

第6回研究会パンフレットはこちら

第6回研究会プログラム詳細はこちら

第6回泌尿器抗加齢医学研究会 開催報告

今回で第6回目となる泌尿器抗加齢医学研究会を2月1日に開催いたしました。本研究会は東京、鎌倉、沖縄など、様々な地で行われてきましたが、初めての関西開催として、梅田スカイビルが会場となりました。23Fにある会議室は眺めが抜群。お天気にも恵まれ、明るい会場に140名もの講師・参加者の先生方にお越しいただきました。

今回の研究会では、「すぐに診療で使えるテクニック」 をコンセプトに、4つのパネルディスカッションと4つの講演を企画。講師の先生方には「明日からの診療にすぐに使える内容であること」に焦点を当てていただき、実践的な内容でご講演をしていただきました。

<プログラム>
 講演
   『エビデンスに基づくグッド・ダイエット』
   『EDにならないためのアンチエイジングメソッド』
   『自分自身の若がえり』
   『勃起機能を改善するサプリメント』
 パネルディスカッション
   『男のためのアンチエイジング診療の実際』
   『尿失禁治療最前線』
   『男のためのサプリメント教室』
   『タダラフィルのアンチエイジング効果』
    ※講演内容の詳細はこちらをご参照ください。
 

これまで、60名前後の少人数の参加者で行ってきた研究会ですが、今回は120席の座席が満席となり、残念ながら参加をお断りしなければいけない事態が発生しました。また、当日も、空席がほとんどない講演会場となりましたこと、ご参加の先生方には、大変窮屈なお席となり、改めてお詫び申し上げます。

日本抗加齢医学会の総会でも、男性医療に関する演題も増えており、泌尿器抗加齢医学研究会のこれまでの活動が実を結び、男性のアンチエイジング、健康に関する医療も注目されてきたと実感しています。

来年はより多くの方にご参加いただけるよう、広い会場を用意し、より一層面白いプログラムで参加者の先生をお迎えしたいと考えています。来年の開催が決定次第、本研究会ホームページにてご案内させていただきます。

 
 会期 2014年3月22日(土)  
 会場 万国津梁館(沖縄県名護市)  
 単位 日本抗加齢医学会認定単位(受験・更新用) 3単位  
 参加費 泌尿器抗加齢医学研究会 会員参加費 5,000円
    泌尿器抗加齢医学研究会 非会員参加費 10,000円

第5回研究会パンフレット・申込用紙こちら

第5回研究会プログラム詳細はこちら

本研究会は、The 4th Congress of Asian Pacific Prostate Society(APPS:第4回アジア太平洋前立腺学会、2014年3月20日〜22日)と合同開催となります。
APPSにご参加いただくと、第5回泌尿器抗加齢医学研究会へも無料で参加が可能です。両学会共通の参加費に関する詳細、事前登録のご案内は、APPSホームページをご参照ください。

今年で5回目となる泌尿器抗加齢医学研究会の講習会を、3月22日(土)に開催いたしました。例年、泌尿器抗加齢医学研究会は東京での開催となっておりましたが、今年はAPPS 2014 と合同開催のため、沖縄県名護市の万国津梁館での開催となりました。

 

会場となった万国津梁館までは、那覇空港からバスで1時間半、羽田空港からは飛行機とバスの乗車時間だけでも5時間かかる地ではありますが、多くの先生方にご参加いただきました。本研究会でご講演いただきました先生方、また、ご参加いただきました会員の皆様、活発なご討議で本研究会を盛り上げていただきましたこと、心より御礼申し上げます。

今回の研究会では、第13回日本抗加齢医学会総会で人気のあったセッションから、獨協医科大学越谷病院泌尿器科主任教授、岡田弘先生の「精子力」、金沢大学大学院医薬保健学総合研究科分子神経科学・統合生理学分野教授、櫻井武先生の「睡眠と上げました。また、第3回研究会でご講演いただいた金沢医科大学医学部糖尿病・内分泌内科教授の古家大祐先生にも再度ご登場いただきました。AGE牧田クリニック院長の牧田善二先生には、様々な分野で注目を集めている「AGE」についてお話しいただき、イブニングセミナーでは三重大学大究科腎泌尿器外科学分野教授の杉村芳樹先生に前立腺の肥大症についてご講演いただきました。

 

沖縄の穏やかな空気の中、参加者の皆様はリラックスされながらご講演を聴講されており、非常にいい雰囲気の中、第5回泌尿器抗加齢医学研究会終えることができました。改めて、学会開催に際し、ご指導、お力添えをいただきました先生方、ご支援いただきました企業の皆様に深く御礼申し上げます。来年もたくさんの会員の皆様にご参加いただき、本研究会を盛り上げていただければ幸いです。

 
 会期 2012年9月2日(日)  
 会場 東京コンファレンスセンター品川  
 単位 日本抗加齢医学会認定単位 3単位(受験・更新用)  
 参加費 泌尿器抗加齢医学研究会 会員参加費 5,000円
    泌尿器抗加齢医学研究会 非会員参加費 10,000円

泌尿器抗加齢も、どんどん新しい知見が出てきています。決断のホルモン、テストステロンが脳にどう作用するのか、腎臓は酸化ストレスによりどう影 響を受けるのか、大変興味がある分野です。さらにロボット手術と前立腺癌診療の今後の変遷や、今話題のAGEなど盛りだくさんの内容でプログラムを作成し ました。ぜひ皆さんお集まりください。

第4回研究会パンフレット・申込用紙こちら
第4回研究会プログラム詳細はこちらこちら

 

去る9月2日(日)、東京コンファレンスセンター・品川で第4回泌尿器抗加齢医学研究会を開催しました。今年で4回目となる本研究会は、初めて午前中から会を開催させていただきました。本研究会でご講演いただきました先生方、また、ご参加いただきました会員の皆様、活発なご討議で本研究会を盛り上げていただきましたこと、心より御礼申し上げます。

研究会のスタートは、東京大学大学院/綜合文化研究科/広域科学専攻教授の川戸 佳先生。「脳とテストステロン」というテーマでご講演いただきました。脳内でテストステロンが合成され、しかも男性ホルモンが海馬で記憶力を改善する!最新の知見を発表いただきました。

続いて、よこすか女性泌尿器科・泌尿器科クリニック院長、奥井 伸雄先生より、「女性泌尿器科手術の現在」とし、尿失禁の最新手術について多数の患者のご経験を発表いただきました。

本会世話人の大山力先生(弘前大学大学院医学研究科泌尿器科学講座教授)には、「アンチエイジング時代の前立腺全摘除術-ロボット手術は期待に応えられるか-」をご講演いただきました。前立腺癌における多数の手術例の解析をご紹介いただき、高いQOLを企図したロボット手術の可能性について言及いただきました。

 

ランチョンセミナーには、公益社団法人生命科学振興会理事長の渡邊 昌先生にご登場いただきました。「大豆・イソフラボンによるがん予防の取り組み(前立腺がんも!)」とし、イソフラボンなどの抗酸化作用や発がん抑制効果について説明いただきました。さらに今後の健康長寿を見据えた統合医療の道についてご講演いただきました。

参加者アンケートで一番人気のあった講演は、山岸昌一先生(久留米大学医学部糖尿病性血管合併症病態・治療学講座教授)による「老けたくなければファーストフードを食べるな」。終末糖化産物AGEsが多くの食品に含まれ、過剰摂取による糖尿病や心血管疾患、癌、そして老化にいたるまでわかりやすいご講演をしていただきました。翌日から食生活の改善を期した参加者も多かったのではないでしょうか。

 

毎年講演をさせていただいている、世話人代表堀江 重郎先生(帝京大学医学部泌尿器科主任教授)からは、「男性医学2012」とし、最新の男性医学のトピックスをお話しさせていただきました。今年のメイントピックは、テストステロンの認知機能に対する作用の発見。ボケ防止にいよいよテストステロンという時代が来ました。さらにED治療 については、バイアグラだけでなく、衝撃波で血管を強化して治すことが可能になってきたことを報告いたしました。

最後に、東北大学大学院医学系研究科・腎・高血圧・内分泌学分野教授、伊藤 貞嘉先生に「酸化ストレスと腎臓」というテーマでお話しいただきました。「なぜ食塩は腎臓に悪いのか?」腎臓という神秘的な臓器の機能的なメカニズムと、食塩の取りすぎが酸化ストレスを生む、目からうろこのご講演でした。

第4回泌尿器抗加齢医学研究会開催に際しましては、会員の皆様、企業の皆様にご協力いただきました。ご支援、誠にありがとうございました。

現在、第5回泌尿器抗加齢医学研究会の企画を進めております。開催時期、場所、講演者等、ご意見がありましたら、是非、泌尿器抗加齢医学研究会事務局までお寄せください。来年もたくさんの会員の皆様にご参加いただき、是非、本研究会を盛り上げていただければ幸いです。

 
 会期 2011年7月3日(日)  
 会場 鎌倉プリンスホテル バンケットホール七里が浜  
 単位 日本抗加齢医学会認定単位 3単位(受験・更新用)  
 参加費 泌尿器抗加齢医学研究会 会員参加費(7月3日のみ) 5,000円
    泌尿器抗加齢医学研究会 非会員参加費(7月3日のみ)  10,000円
    学生参加費(7月3日のみ) 無料  

本研究会は、6th JAPAN-ASEAN Conference on Men’s Health and Aging (6JACMHA)、第11回日本Men’s Health 医学会と合同開催となります。

合同開催会期:2011年6月30日(木)〜7月3日(日)
合同開催会場:建長寺・鎌倉プリンスホテル

泌尿器抗加齢医学研究会会員の皆様は、4日間すべてのプログラムに参加できる早期事前登録価格・会員割引価格「25,000円」で参加が可能です。早期登録の締め切りは4月30日ですので、お早めにお申し込みください。 全学会共通の参加費に関する詳細、事前登録のご案内は、6JACMHA ホームページをご参照ください。
ホームページ上の参加登録システムからのご登録、また、クレジットカード決済のみの受付となります。

7月3日の第3回泌尿器抗加齢医学研究会のみご参加希望の方は、下記申込み用紙をダウンロードしていただき、必要事項を記入後、事務局までFAX(03-5775-2076)でお申し込みください。 なお、学生参加登録の方は、必ず学生証のコピーもご送付ください。

第3回研究会パンフレット・申込用紙こちら (PDF:1.75MB)
プログラムの詳細はこちら (PDF:118KB)

テルで第3回泌尿器抗加齢医学研究会を開催しました。今年で3回目となる本研究会は、6th JAPAN-ASEAN Conference on Men’s Health and Aging、第11回日本Men’s Health 医学会と合同開催となりました。都心から離れた鎌倉の七里ガ浜というリゾート地で、海に浮かぶヨットを眺められる会場に多数の先生方のご参加をいただくことができました。本研究会でご講演いただきました先生方、また、ご参加いただきました会員の皆様、活発なご討議で本研究会を盛り上げていただきましたこと、心より御礼申し上げます。

 

本研究会は例年通り、半日の講義形式の開催法とし、6名の先生方にご講演いただきました。 研究会のスタートは、金沢医科大学糖尿病・内分泌内科教授の古家大祐先生。「腎臓の若返りは可能か?」というテーマでご講演いただきました。近年、高齢化ならびに肥満患者の増加を背景とした慢性腎臓病を有する患者数の増加が臨床における問題の一つとなっています。古家教授からは、カロリー制限の視点から組織の若返りについてお話しいただきました。

続いて、三番町ごきげんクリニック院長の澤登雅一先生より、「ガン治療へのアンチエイジングアプローチ」とし、エてご説明いただきました。

 

たびたびテレビでも話題にあがっている「LOH症候群」。加齢に伴う性腺機能低下、late onset hypogonadismを縮めたLOH 症候群という新しい疾患概念は、最近世間でも認識されるようになってきました。本会世話人代表、堀江重郎先生(帝京大学医学部泌尿器科主任教授)からは、テストステロンの生理作用とLOH症候群の疫学・診断・治療について報告がありました。

参加者アンケートで一番人気のあった講演は、本会世話人永ながる可能性があるのでは?と、永井先生。先生のデータや文献をもとに考察、射精が男性性機能のメンテナンスに有用であることを示していただきました。

山下理絵先生(湘南鎌倉総合病院形成外科・美容外科部長)には、これまでの本研究会とは違った角度から「オトコの見た目のアンチエイジング」として、たくさんの症例報告とともにご講演いただきました。しみ治療の実際としてレーザーとIPLについて、あざやいぼ治療、ボトックス治療、たるみの治療、最後には毛治療まで、幅広くご説明いただきました。

最後に、慶應義塾大学漢方医学診療部長・准教授の渡辺 賢治先生より「オトコの漢方」というテーマでお話しいただきました。前立腺肥大に伴う夜間尿、男性更年期に伴う動悸など、男性の味方である漢方。渡辺先生からは、具体的な症例をご提示いただき、1つ1つ丁寧にご説明いただきました。

6th JAPAN-ASEAN Conference on Men’s Health and Aging、第11回日本Men’s Health 医学会、第3回泌尿器抗加齢医学研究会の開催された4日間で、250名を超える参加者がありました。改めて、学会開催に際し、ご指導、お力添えをいただきました先生方、ご支援頂きました企業の皆様に深く御礼申し上げます。

なお、現在、第4回泌尿器抗加齢医学研究会の企画を進めております。開催時期、場所、講演者等、ご意見がありましたら、是非、泌尿器抗加齢医学研究会事務局までお寄せください。来年もたくさんの会員の皆様にご参加いただき、是非、本研究会を盛り上げていただければ幸いです。

 
 会期 2010年11月28日(日)  
 会場 時事通信ホール  
 単位 日本抗加齢医学会認定単位 3単位 (受験・更新用)  
 参加費 泌尿器抗加齢医学研究会 会員参加費(11月28日のみ) 5,000円
    泌尿器抗加齢医学研究会 非会員参加費(11月28日のみ) 10,000円
    Men's Health Week 合同参加費(11月26日〜28日) 10,000円
    学生参加費(11月28日のみ) 無料  

本研究会は、「Men's Health Week 2010」内での開催であり、第10回日本Men's Health 医学会、第1回テストステロン研究会と合同開催となります。合同大会の会期は2010年11月26日(金)〜28日(日)です。
泌尿器抗加齢医学研究会会員の皆様は、会員特別価格で参加が可能です。
Men's Health Week 2010全体のプログラムは学会HPをご覧ください。

第2回研究会パンフレットはこちら (PDF:785KB)
プログラムの詳細はこちら (PDF:118KB)

去る11月28日(日)、時事通信ホールで第2回泌尿器抗加齢医学研究会を開催しました。第2回研究会は、Men’s Heath Week 2010(11月26日〜28日)の主催団体の1つとして、第10回日本Men’s Health 医学会、第1回テストステロン研究会と合同開催をしました。会期3日間、最終日午後の研究会ではありましたが、日本Men’s Health 医学会、テストステロン研究会の参加者の皆様にも引き続きご参加いただき、参加者数は予想を上回る100名以上、大変な盛り上がりとなりました。本研究会でご講演いただきました先生方、また、ご参加いただきました会員の皆様、活発なご討議で本研究会を盛り上げていただきましたこと、心より御礼申し上げます。

本研究会は昨年に引き続き、半日の講義形式の開催法とし、6名の先生方にご講演いただきました。

研究会のスタートは、東京医科歯科大学の小川佳宏先生による「メタボリックシンドロームと自然炎症」。今、メタボリックシンドロームの基盤病態として、慢性炎症が注目されています。肥満の脂肪組織における「脂肪組織リモデリング」に焦点を当て、内因性リガンドである飽和脂肪酸と病原体センサーTLR4から構成される「自然炎症」に関する最新の知見を解説いただきました。

次に、日本性科学会理事長大川玲子先生より、「泌尿器・性機能のウィメンズヘルス」をご講演いただきました。女性の性機能・性反応について、また、女性の性機能障害について詳しく、分かりやすくご説明いただきました。ウィメンズヘルスに関する講義は本研究会では初めてですが、参加者は大川先生の講義に集中し、熱心に学ばれていました。

テストステロン研究会の世話人でもある徳島大学の安井敏之先生からは、「閉経後の女性はなぜ元気か?」というテーマでご講演いただきました。ご年配の女性はとても活動的。年に何度も旅行に行ったり、韓流スターの追っかけをしたり、「なぜ男性より元気なのか?」という世話人会での話題から実現した講演です。

女性は男性よりも長生きである理由の一つに、性ステロイドホルモンの影響が挙げられ、女性が閉経後も元気でいられるのはホルモンの影響によるところが大きい。安井先生からは、様々な角度から「閉経後の女性がなぜ元気か?」という疑問に対し、お答えいただきました。

泌尿器領域において、加齢に伴う排尿障害は一般的な病態であり、症状症候群である下部尿路症状(LUTS)として様々に検討されています。旭川医科大学の松本成史先生からは、テーマを「排尿と酸化ストレス」として、膀胱血流の変化とそれに伴う膀胱機能との関連、特に膀胱血流低下(膀胱虚血)、それに随伴する再灌流による酸化ストレス障害を中心に、排尿についてご報告いただきました。

日本におけるキレーション治療の第一人者、満尾正先生からは、「ホルモン補充療法を始めよう〜DHEAの効能について〜」をご講演いただきました。

テストステロンの前駆体であるだけでなく女性ホルモンの原料ともなる性ホルモンの要DHEA(Dehydroepiandrosterone)。加齢と共に体内産生量が減少する傾向にあるDHEAを補充することによってどのような効果があるか、丁寧にご説明いただきました。

 

最後に、本研究会代表世話人、またMen’s Health Week 2010の代表でもある、堀江重郎より、「PDE5阻害薬の裏ワザ」として学会3日間、最後の講演をいたしました。
ED治療の要であるPDE5阻害薬。このPDE5阻害薬は強い抗酸化作用を持ち、血管内皮機能をたかめることが最近明らかになってきました。最強の「サプリメント」ともいえるPDE5阻害薬の優れた「裏ワザ」をご紹介いたしました。

Men’s Heath Week 2010は、3日間延べ人数300名程の参加者があり、日本Men’s Health 医学会としても過去最大規模の学会となりました。 第2回泌尿器抗加齢医学研究会、また、Men’s Health Week 2010開催に際し、ご指導、お力添えをいただきました先生方、ご支援頂きました企業の皆様に深く御礼申し上げます。

来年の第3回泌尿器抗加齢医学研究会は、6th JAPAN-ASEAN Conference on Men’s Health and Aging、第11回日本Men’s Health医学会と合同開催となり、2011年6月30日(木)〜7月3日(日)に鎌倉の建長寺で開催いたします。来年もたくさんの会員の皆様にご参加いただき、是非、本研究会を盛り上げていただければ幸いです。

 
 
 会期 2009年5月30日(土)
 会場 TOC有明
 プログラム   (PDF:76KB)

5月30日(土)、第9回総会の次の日、TOC有明にて第1回泌尿器抗加齢医学研究会を開催いたしました。予想を超えるたくさんの方にご参加いただき、活発なディスカッションが繰り広げられました。

本年は第1回目の研究会として、しっかりアンチエイジングの基礎を学んでいただくため、学会から4名の講師をお招きしご講演いただきました。

「アンチエイジング入門」として副理事長・坪田一男先生にカロリー制限(カロリス)と抗酸化について、理事・斎藤一郎先生には「再生医療とアンチエイジング」として、ステムセルエイジングと酸化ストレスにつきご講演いただきました。性食品の評価」のご講演をお願いし、機能性食品を評価するための新しい研究・予防手法と最近の成績をご説明いただきました。 理事・渡邊昌先生からは、「糖尿病合併症予防に低たんぱく食を」として、低たんぱく食をめぐる現状をご講演いただきました。

 
アンチエイジングの基礎講義後、本会代表世話人堀江重郎より「泌尿器と酸化ストレス」、酸化ストレスの泌尿器への影響として、酸化ストレスに対する介入のエビデンスについて、薬剤やサプリメント、ライフスタイルについての講演、また、松岡啓先生からは「アンチエイジング手術としてのHoLEP」として、排尿障害を改善させるHoLEPをアンチエイジング手術としてご説明いただきました。

泌尿器は酸化ストレスの影響を受けやすい、このためアンチエイジング介入が必要な臓器群です。特にED、排尿障害、前立腺癌、低テストステロン血症による男性更年期障害は罹患者が極めて多く、かつさらに増加している疾患といえます。今後は年1回のペースでアンチエイジング医学の最先端の情報を取り入れながら、泌尿器領域のアンチエイジングについて研鑽を深める場にしたいと考えております。

本研究会開催に際しましては、多くの先生方、企業の方にご協力をいただきました。この場を借りて、深く御礼申し上げます。