眼抗加齢医学研究会
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加齢性黄斑変性


■加齢黄斑変性(AMD)への抗加齢医学的アプローチ


加齢黄斑変性(AMD)は網膜(眼底)の中心に病変を生じるため、中心が歪んで見えたり見えなくなったりする疾患で、中途失明の原因としてアメリカで第1位、日本で第4位となっています。日本では50歳以上の人口の1%以上がAMDにかかっていると言われています。また、日本では、ライフスタイルの変化、とくに食生活の欧米化に伴い、AMDの患者は増えています。

日本での現在の治療の主流は「抗血管内皮増殖因子療法(抗vascular endothelial growth factor療法; 抗VEGF療法)」です。2008年に最初の抗VEGF剤が承認され、以後、複数の抗VEGF薬が健康保険の適応となっています。しかし、治療しても後遺症が残る場合や治療対象にならない病型があることから、予防や新規治療法の開発に期待が寄せられます。

AMDの発症には、臨床研究および疫学調査から遺伝的素因と環境因子が関与します。そして、その中でも、特に慢性の酸化ストレスおよびそれに伴う炎症が重要視されています。
したがって、酸化ストレスを除去するための、予防および治療の開発に注目が集まります。

米国で行われた大型臨床試験(Age-related Eye Disease Study; AREDSおよびAREDS2)では、ビタミンC・E、ルテイン・ゼアキサンチン、亜鉛の継続的摂取がAMDの発症予防に有効であることを示すデータが出ました。この事実は、AMDの病態には、酸化ストレスが関わっていることを裏付けています。

眼抗加齢医学研究会としては、研究発表と討議の場を整え、さらなる研究が進展し、AMDに対する新しい治療法・予防治療法が確立されるよう、事業活動を通じて寄与したいと考えています。

 
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